せっかくの土曜日だけど
毛布に包まり、好きな音楽
セレモニーの中で踊る
砂嵐が止まらない心の声
引っ掻かれたような小さな傷
ふいに古傷をなぞられたりすることがある
痛いけど痒みが鎮まるように、掘り返して痛みつけてみる
しあわせになりたいと思いながら
不幸には安心感を覚える
これ以上落ちない、ここまでこれたなら大丈夫なんてね
永遠に漂流し続ける不安と浮遊感が心地いいんだろう
おまえも俺も私もあんたもどこにもいない。
半径60cm
これ以上のテリトリーを広げたら
すべてを奪われるような
奪われるものってなんだろう
空っぽの中身をとられたってどうってことない