はじまりの日
初出勤を終えた。
今日一日で生活がぐるりと変わった
七時、目覚ましの音がなる前からソワソワして布団の中で挨拶の練習をしていた。
それから窓を開けて朝の空気を入れ替えた
いつもと違う位置にある太陽が眩しくて目を細める
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出張で社長や数人の社員は不在の中
短い挨拶を済ませて仕事がはじまった。
私の上司、緒方さん(仮名)は顔が小さくて可愛らしい人だった。
話してる時に睫毛が綺麗だなぁ、とか思いながら仕事を覚えていた
お昼はオフィスで済ませた。
困ったことに休憩室がない!
自分の咀嚼音がうるさく感じる…
気晴らしに散歩に出かけた。
まだ見慣れない街を歩いて
コンビニの袋を下げている女性の跡をつけてみた
理由は、外で食べられる場所を探していたからだ。
信号を一緒に渡ると神社が出てきた。
知らぬ顔で二つ離れて切り株の椅子に腰を下ろした。
目の前に木があって気持ちが良かった。
明日からここで食べよう。
それから黙々と仕事に集中して
あっという間に退勤時間になっていた。
また…満員電車、疲れた顔の50代女性を見かけた
"私の数十年後、そう思うとゾッとするあと何年働き続けなきゃいけないんだろう…あぁお腹すいたなあ、そうか食べる為に働くんだっけ。それなら贅沢我慢して短時間働いたら楽だなぁ"なんてね。
もう眠たいのでまた続き書くとする。