大切にしなきゃ
放ったらかしのダンボール
花瓶にでもしようととっておいた空き瓶
ほこりまみれの古いエアコン
衝動買いした着ていない服
ほとんど乗らない自転車
新しいシーツ
欲しかった全身鏡
自分の生活の中から溢れたものたち
要るか要らないかですべてを手放せたら身軽なんだろう
要らないけど、いれば、あれば安心する
溢れたもの
間違えた選択の繰り返しを証明するようで
ものから自分の生き方が見えたような気がして
考えすぎかな
紙袋に要らない服をごめんなさいと言いながら詰め込んだ
なににだれに謝っているのかわからないけど
人にもそうやって接してきた
やっぱり要らないからと手放して
カラスにつつかれようが知らんぷりで捨てたあとのことなんて